2015
01.13

眼精難病の治療開発に励む窪田良とは?

バイオ

個人の力で世界を変えることを理念に掲げてバイオベンチャー企業を経営する窪田良氏。世界中の失明をなくすことを理想として、世界中に1億2000万人もいると言われている眼精の難病治療のために尽力する起業家です。眼精の難病患者は日本国内でもとても多いのですが、治療法がスペシャリストでなければできないハイレベルな方法しかないため、患者にとっては大きな負担となっているのが実情です。そこで窪田良氏が着目したのが、内服薬の開発による難病治療です。

窪田氏のプロフィールは並大抵のものではありません。慶応大学医学部を卒業した後には同大学院まで進み、そこで緑内障を引きおこるミオシリンという遺伝子を発見。一躍世界中に名前が知られることになります。彼は眼精治療のための手術を1000例以上手がけた後、より根本的な治療法の開発のためにワシントン大学で学び、そこでアキュセラ社を創立しました。

眼科医師として世界中から尊敬されている窪田良氏ですが、起業家としての実力もかなりのもの。そんな彼は、私たちの人生においても役立ちそうな名言もたくさん残しています。例えば、「ベンチャー企業は、大企業の真似をしてもかなうはずがない。99%失敗するだろうハイリスクな事業を手掛けなければイノベーションは生まれない」「何か新しいものを手に入れるためには、古いものを手放さなければいけない時もある。ベンチャー企業においては、必ずしもこだわりがプラスになるとは限らない」など、これから起業しようと考えている人はもちろん、そうでない人でも、知っていると何かの時に役立ちそうな名言も少なくありません。