2017
01.25

一つ一つを大切に。青山フラワーマーケットを展開する井上英明

経営者

井上英明は株式会社パーク・コーポレーションの創業者で、早稲田大学卒業後はニューヨークに渡りピート・マーウィック会計事務所で働いていたという異色の経歴を持つ方です。大学時代から世界を股にかけて働きたいと考えていた井上英明は商社マンを考えていたそうですが、手に職をいう面から、いずれ独立ができる会計士や税理士の仕事に興味を持っていたので海外の会計事務所に就職という道を選んだのだそうです。

井上英明は88年に帰国してパーク・コーポレーションを設立します。井上英明はニューヨークが大好きで、いつかパークアベニューにオフィスを作ろうと思ったことがきっかけで、会社名にパークを入れました。1993年、30歳の時に南青山に青山フラワーマーケットをオープンさせました。現在は首都圏、大阪、博多など全国展開を果たしています。2003年にはフラワースクール「hana-Kichi」、グリーンの専門店「Jungle COLLECTION」、トライアスロン専門店「ATHLONIA」など新たな事業展開も目が離せない状態です。飛ぶ鳥を落とす勢いの井上英明ですが、自分の仕事に疑問を感じていた頃、訪れたバリで自然の中で美しく咲き誇る草花に強烈な印象を受けます。そして、100本の花を1人に売るよりも、自分は1本の花を100人に届けようと決意したそうです。この経験から常にお客様に寄り添う経営を念頭に日々仕事をしています。失敗したっていい、一つのことを懲りずに飽きずに積み重ねていこうという愚直な考えと行動が会社の成長の鍵となっているようです。