2015
12.10
12.10

セーレン株式会社の会長川田達男のこれまでの実績
川田達男は1940年福井県に生まれました。
2005年よりセーレン株式会社の会長兼最高経営責任者となりました。
セーレン株式会社は創業120年の老舗でありながらほんの20年前までは染色加工の下請けにすぎませんでした。
彼はうまくいっていなかったセーレンを社員のやる気を引き出すという形で見事に蘇らせることに成功しました。
彼の言葉に「社員がやる気をだせば会社が変わる。だから社長の最大の仕事は、社員のやる気を引き出すことだ。」というものがあります。
また、彼の名を全国に知らしめた大きな出来事は、経営破綻したカネボウの繊維部門を買収し再建したことです。
下請会社が親会社を買収するというのはとても稀な出来事でした。当時の繊維業界関係者は驚きは想像に難くありません。
彼は、古い経営体質を変えることができるかどうかが再建の鍵を握ると考えました。つまり「会社を変えられるのは自分たちだけだ」ということです。
そのような彼と社員の努力があって、わずか2年という短期間で経営破綻していたカネボウを黒字化させることに成功したのです。
これをきっかけにセーレンは、染色だけでなく原糸製造から一貫して取り組む企業となりました。
その後ITを駆使し、繊維事業を婦人服の製造小売り事業に進化させ、今となってはカネボウ繊維事業が成長の柱のひとつとなっています。