2015
12.04

タビオ会長越智直正の一つのことを追求するビジネスモデル

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越智直正とは(靴下屋)などを全国展開するタビオの会長です。
彼の(商人としての生き方)(1つのことを愚直にやり続けることが大きな結果を生み出すこと)など長期的なビジネス思考が繁栄に繋がると分析されるのです。
15歳の時に靴下を売る会社に丁稚で働いて以来(世界一の靴下屋になる)ということだけを約60年想い続けて、年商150億を超えた現在他事業への誘惑や投資の誘惑があったはずですが一切他のことには見向きもせず、靴下で世界一になることだけ考え今も(寝ても覚めてももっと質の高い靴下のことを考え、油断するとすぐに靴下のことを考えてしまう)と述べ、靴下オンリーの生活を60年続けているのです。
靴下は決して目新しい商品ではなく、中国などから安い靴下がどんどん入っていることから決してこれからも成長が見込める事業ではありません。しかし越智直正は(世界一の靴下を作る)と靴下のことだけ考え、創意工夫した結果今の売上を築いたのでした。
この越智直正の姿勢には決して差別化できにくい商品でも、IT業界のような成長する業界でなくても地道な積み重ねを続けていくと大きな事業を作ることができるんだと感じさせてくれます。
そして会社をここまでもってくる過程には何回も壁にぶつかったといい、(商売のヒントはいつも足元に落ちている)という考えのもとにラーメン屋からヒントを得たのです。ラーメン屋は注文を受けてから作ります。靴下もラーメンと同じように注文を受けてから作れるのではという考えで今の生産システムの基礎となったのでした。
このように一つのことを追求するという長期的なビジネス思考が繁栄に繋がることを越智直正が証明しているのです。