2015
02.01

和田一夫(経営コンサルタント)はヤオハングループの代表

コンサルタント

経営コンサルタントとして活躍する和田一夫氏。元ヤオハンの代表といえばピンと来る人もいるのではないでしょうか。神奈川県小田原市で生まれた和田一夫氏は、日本大学の経済学部を卒業した後、両親が経営している八百半商店という八百屋を引き継美ますが、1968年には持っていた才能と手腕を生かして八百屋からヤオハンデパートへと拡大、その後はヤオハン・インターナショナルとして香港や中国にも進出を果たし、大成功をおさめます。1997年に上海において栄誉市民賞を受賞するも、同年にヤオハングループが崩壊し、現在では経営コンサルタントとして福岡県の飯塚を中心として活動しています。

企業モデルとしてはとても優秀だったヤオハン・インターナショナルですが、同族経営の弊害が指摘されることも多く、中国におけるビジネスがグループ崩壊の引き金になったという意見もあります。本当の所は誰にも分からず謎に包まれたままですが、そうした点も和田一夫氏をミステリアスなものにしている一因といえます。

中国系移民ではないものの、ヤオハングループの巨大な成長の裏には中国市場から受けたただならぬ恩恵があることは事実。そのため、ヤオハングループがなくなった現在でも、和田一夫氏は中国に対して深い恩を感じ、中国への恩返しの意味も込めて現在では家族そろって中国の香港で生活をしています。今後の日本での活躍にも期待したいものです。